日本における限局性前立腺がんに対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法の長期予後に関する前向きコホート追跡研究

2005年~2015年の間に、『日本における前立腺癌に対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法に関する前向きコホート研究』にご参加いただいた患者さまを対象に検体・診療録(カルテ)を使って下記の臨床研究をあらたに実施しています。実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。

研究の目的

『日本における前立腺癌に対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法に関する前向きコホート研究』は5年間の患者さまの状態をみさせていただきました。その結果、前立腺がんで亡くなられた患者さまはほとんどいらっしゃいませんでした。

このことから前立腺がんに対して、ヨウ素125密封小線源永久挿入療法が前立腺がんに対してとても効果があり、前立腺がんで亡くなる患者さまをなくすことに貢献している可能性があると考えております。

しかし、日本での長期の研究での報告はなく、海外でもほんの限られた報告しかないため、今回の臨床研究を実施し、患者さまのその後の健康状態と前立腺がんにおいてどのような治療を受けたかを長期にわたって調査させていただく研究を実施して、前立腺がんに対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法が前立腺がんの患者さまのその後の健康状態にどう影響するかをみていきます。

研究の方法

対象となる方について

2005年~2015年の間に、『日本における前立腺癌に対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法に関する前向きコホート研究』にご参加いただいた患者さま

研究期間:
医学倫理審査委員会承認後から、1年間(その実績により、1年ごとに、最長で9年後(12030年)まで転帰調査を実施する予定です。)初回調査から1~9年後の調査は、初回調査時の情報収集実績を踏まえて、調査間隔及び終了年を再検討する予定です。なお、研究承認から5年以内に、研究継続の審査を受けて実施する予定です。

方法

『日本における前立腺癌に対するヨウ素125密封小線源永久挿入療法に関する前向きコホート研究』にご参加いただいた患者さまが来院された際の通常の診察および検査等の結果を使用します。なお、この研究のために検査、治療を受けていただくことはありません。

研究に用いる試料・情報について

EDCシステムを利用し、匿名化された情報をデータセンターに提供します。一部、転院された患者さまの情報も、診療情報提供書を用いて、転院先の担当医から入手します。
使用情報:J-POPSで取得した患者さまの診療情報、転帰、転帰確認日、死因、増悪/再発、確認日、救済治療/再発後の治療、治療開始日、介護認定レベル、認定日

本研究への参加登録は、データセンターにおける中央登録制となります。データセンターは、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター(TRI:Translational Research Center for Medical Innovation)となります。こちらで更に詳しい解析を行う予定です。提供の際、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。

お問い合わせ先

登録及び症例報告書に関する問合せ先

TRIデータセンター
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 TRI
〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目5-4
TEL:078-303-9116 FAX:078-303-9117
E-mail:TRIGU1801@tri-kobe.org
平日:9:00~12:00、13:00~17:00

研究内容に関する問合せ先

研究事務局
〒152-8902 東京都目黒区東が丘2-5-1
独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 臨床研究センター内
J-POPS事務局
TEL/FAX:03-3422-1172
E-mail:j-pops@bz01.plala.or.jp