過活動膀胱患者における低活動膀胱の合併率の検討

京都府立医科大学泌尿器科では、過活動膀胱患者における低活動膀胱の合併率についての臨床的データの研究を実施しております。
実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長の許可を受けて実施しています。

研究の目的

過活動膀胱とは「急に起こる我慢できないような強い尿意や頻尿、切迫性尿失禁」などの症状を伴う病気で、年齢とともに多くの女性が罹患することが知られています。
 近年、過活動膀胱に「排尿時間の延長、尿勢低下、残尿感」などの症状を伴う低活動膀胱が合併する症例が存在することが報告されていますが、日本人女性での有病率はわかっていません。
この研究では過活動膀胱患者における低活動膀胱の有病率を調査し、過活動膀胱および低活動膀胱のリスク因子について検討し、最適な治療方法を明らかにすることが目的です。

研究の方法

対象となる方について

2026年6月1日から2031年3月31日の期間に当科を受診し、過活動膀胱と診断された患者さん

研究期間: 医学倫理審査委員会承認日:2026年9月2日から2031年3月31日

情報の利用及び提供を開始する予定日

利用開始予定日:医学倫理審査委員会承認日

方法

泌尿器科において過活動膀胱と診断を受けられた方について、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。低活動膀胱の合併率ならびに取得した情報の関連性について調べます。

1) 患者情報:患者生年月、初診年月日、既往歴(分娩歴含む)

2) 診断時情報:診断年月日、前治療内容、尿検査推移、画像評価(骨盤臓器脱、前立腺容積含む)、質問票(OABSS、IPSS改変、P-QOL)、残尿および尿流測定検査の推移、Pad test、排尿記録、腹圧性尿失禁および切迫性尿失禁の有無

研究に用いる試料・情報について

情報:患者様の情報、画像情報に関して、多数の方のデータを入力し統計の解析を行います。

個人情報の取り扱いについて

患者さんの測定結果、カルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。
また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。
なお、この研究で得られた情報は研究責任者(京都府立医科大学泌尿器科学教室教授 浮村 理)と分担研究者の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います

研究資金及び利益相反について

利益相反とは、寄附金の提供を受けた特定の企業に有利なようにデータを操作する、都合の悪いデータを無視するといった、企業等との経済的な関係によって、研究の公正かつ適正な実施が損なわれるまたは損なわれているのではないかと第三者から懸念される状態をいいます。本研究に関する利益相反については、京都府公立大学法人の利益相反に関する規程、京都府立医科大学の臨床研究に係る利益相反に関する規程等にしたがって管理されています。
本研究は大学運営交付金(教室費)により実施します。本研究の実施にあたり、開示すべき利益相反はありません。

研究組織

研究責任者

泌尿器外科学教室 教授 浮村理

研究担当者

泌尿器外科学教室 助教 齋藤友充子
同 准教授 藤原敦子、奥見雅由
同 講師 内藤泰行、白石匠
同 学内講師 上田崇、宮下雅亜、井上裕太
同 助教 多賀英人、小倉涼太

共同研究機関

京都民医連中央病院 泌尿器科 科長 岩田健
同 石田博万、宮本まどか

お問い合わせ先

患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。
また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2031年9月30日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

京都府立医科大学 泌尿器科

職・氏名 助教 齋藤友充子(サイトウユミコ)
電話:075-251-5595 メールアドレス:y-saito@koto.kpu-m.ac.jp
受付可能時間帯 月曜~金曜 ・ 9時~17時(年末年始を除く)